今日も相続ネタ、けど今日は負の相続の話…

2015年01月09日

今日も相続ネタ、けど今日は負の相続の話...

 

おはようございます。朝からなんなんですが、お正月に初詣へ行かれた方は多いと思います、そこで... お賽銭ってどのくらい入れられました???これこないだテレビでやってました、8割以上が100円以下だそうです一番多いのが5円(ご縁)、次が15円(十分なご縁)、その次が50円(?)だそうです。けど8割が100円以下って案外意外ですよね、中には1,129円(いい福)、4,129円(よい福)2,951円(福こい)、415円(よいご縁)とかの語呂合わせも多いようです、なんか精肉店とか焼肉屋の語呂合わせみたいですが...

 

ちなみに私も語呂合わせの415円です。そしてそんな中、テレビでは10,000円札を入れられた方に取材をされてました、その理由は、『家族4人が1年間健康で暮らせるようにお願いするのに決して高くないですよ、10,000円÷12ヵ月÷4人≒208円ですよ、一人当たり一ヵ月208円ですよ安いですよっ!!』なるほどですね!! そして今日は表題のこんなお話...『相続』って聞くと... 遺産や財産を受け継ぐってイメージですよね、けど相続はプラスもマイナスも受け継ぐのが相続です。財産も受け継ぎますが借金も受け継がなくてはなりません、財産だけ受け継いで借金は知りませんとはいかないのが日本の法律です、特に故人が自営や会社経営をされていた場合は注意が必要です。民法の規定では、負の財産が多い場合について支払い義務を免除する方法として『相続放棄』『限定承認』の2種類があります。『相続放棄』これはそのままです相続人である事を放棄します、財産も借金も何もかも相続しません。『限定承認』これは財産の範囲(財産の額を上限として)において借金も相続します、なので相続人自体の財産を持出する事はありませんし財産より借金の方が少なかった場合は相続を受ける事が出来ます。相続放棄も限定承認も相続開始を知った日(故人が亡くなった事を知った日)から3ヵ月以内に家庭裁判所に申出なければいけません。この期間を過ぎると通常の相続が確定し財産も借金も受け継いだ事となりますので注意が必要です。又、相続放棄した人でも生命保険金や死亡退職金の取得は可能ですが基礎控除額を超えていれば全額が相続税の対象になります。こんなケースもあります

 

負の相続は故人の直接的な借金だけではありません、生前に保証人や連帯保証人になっていた場合の法律行為も相続する事となります、相続に関しては十人十色で同じケースなんて絶対にありません、相続税対策は税対策なのでお金持ちの悩みですが相続対策はどこのご家庭でも必要です、財産は無いから家族がもめることは無いというのは一昔前の話になっているのが今の時代です、相続税が発生しない相続が一番もめているというケースもよくある話です、相続が争族になりませんようにご注意ください。