朝から大雨... 土曜日なのに案内とか…

2014年08月09日

朝から大雨... 土曜日なのに案内とか見学のアポイント無し... そんな日はブログ更新からスタート。

 

おはようございます。昨日の夜からの雨... 最近、降り続くことが無かったので気持の良い様な雨でもあります、気温も上がりませ

 

んしこんな雨の日を楽しもうと思います。が、この台風の影響で、関西№1の淀川花火大会が今年は中止となり、甲子園も順延...

 

西日本を中心に各地の夏の風物詩でもあるお祭りや楽しいイベントごとにも影響が...  

 

今日は少しばかし前にあった...こんな話です...

 

不動産の売却に相続が絡んでいる事ってよくあります、相続絡みで不動産を売却するも賃貸するのも活用するのも被相続人(お亡く

 

なりになられた方)の名義のままにしておくのはいろいろな面で不都合が生じます。このような場合、不動産をほったらかしにしておく

 

のは不用心でもありますので相続人の一人の方から我々不動産業者にご相談があります。当社の場合であれば先ず、コンサルティ

 

ングをしながら司法書士さんを交えて相続登記の手続きに入ります。いずれは、しなければいけないことですので早めに済ませてお

 

くことをお薦めしています。希に相続人は1名というケースもありますが、多くは複数人居られますし希に10人前後の場合もおられま

 

す。相続人全員から遺産分割協議書に記名実印押印をもらい印鑑証明書の提出をして頂きます。複数であればもめるケースもあれ

 

ば複数でも1週間で書類に印鑑証明がそろうケースもあります。配偶者と子だけの場合でも子には配偶者がいたり外野席からの入

 

れ知恵があったりでもめたりしますし、子が親よりも先に他界し相続人が子の子(孫)になるケースもあります。。。ケースは様々です

 

が不動産屋として取るべき行動は、先ずは相続登記を完了する事です、そこから全てが始まります。当社の場合は、司法書士さん

 

と相続相関図の確認をして問題がなければ相続登記完了前にコンサルティングをさせて頂き売却や賃貸資産活用の提案をさせて頂

 

きます、相続登記完了を待っていると時間のロスにもなりますし機会損失にもつながりかねませんので提案のみ同時進行をさせて頂

 

いております。。。 おそらくこれが一般的であり不動産屋の常識です。なんですが...希に、遺産分割協議も整っていないにも係わ

 

らず売却を先行している信じられない不動産屋さんがいます...

 

売り側仲介業者に物件確認をして、当社でお客様を案内し、物件を気に入って頂きご家族やご実家の了解も取り付けて購入申込を

 

頂いて、売主側仲介業者に購入申込を送りました、しばらくすると担当さんからの電話...

 

担当さん 『申込ありがとうございました。決済なんですが、これから相続登記がありますので決済は3ヶ月くらいいただけますか?』

私 『えっ!! これから遺産分割協議ですか?』

担当さん 『はい』

私 『大丈夫ですか?もめません?』

担当さん 『大丈夫ですよ。』

私 『そうなんですね、相続人お一人とかですか?ちなみに相続人さん何人なんですか?』

担当さん 『何人かは知りませんけど、これから司法書士入れて相続登記にかかります。』

私 『...ちょっと買主さんと相談して改めて連絡します。』

 

相続人の人数すら把握していないのに、なんでもめないと言い切れるんでしょうか...

 

その後、依頼された司法書士さんから相続の状況説明の電話をいただきました、相続人6名とのこと内1名は非協力的で内1名との

 

連絡が付かないとの事...そりゃそうです、みんながみんな良好な親戚関係ってことはありませんし、大なり小なり各家庭の抱える

 

問題もあります。なんで先に遺産分割協議をしないのか理解に苦しむところではありますが...売買できるかわからない物件を売り

 

物件として商品として販売活動をする...それはプロの仕事ではありません。万が一、遺産分割登記が整えば、終わりよければ全て

 

よしですが、そんな危ない橋を渡る訳にはいきません。その逆であれば、不動産屋の勇み足で買主は勿論のこと相続人やその関係

 

者全てに迷惑がかかります。

 

不動産の取引は高額です、何か問題発生や失敗した時に『私が責任を取ります。』というレベルでは済まない事もあります、当事者

 

の財産や人生にも影響を及ぼしかねません。私は常々思っています、不動産屋の失敗と医師の失敗は取り返しがつかないレベル

 

で同等です、その怖さを理解して不動産屋を営まなければいけません。。。