重要事項説明のIT化から見るこれからの…
2014年07月20日
重要事項説明のIT化から見るこれからの不動産業。。。
なんか最近... 不動産屋さんのブログからは遠いところにいる感じがしましたので表題の件を少しばかしお付き合い下さい。。。
『重説のIT化』... 重要事項説明=重説。重説って言うのは、不動産売買契約を行う前にその不動産に関する重要事項を買主に説
明する事です、この重説は宅地建物取引主任者という資格を持った者が行わなければならないと宅建業法で謳われています。
一般的には買主さんが不動産屋さんに出向きそこで対面により説明をする場合が多いのですが、これをインターネットで行えないか
という案が浮上してきています。ここで注意は、これはこれからこうなるという話ではありません、国会内のIT総合戦略本部でまとめ
られた案である、『IT利活用のすそ野拡大の為の規制制度改革集中アクションプラン』の中で国土交通省に課題として提示さ
れたとのこと。まだその程度なんですが、国交省は検討会や実証実験に入っているとか... こんなとこにも時代の流れです、流れに
ついて行けない者やついて行かない者は淘汰されていくだけです... がしかし、これを機関誌で読んだ時に私が思ったことは、いず
れそうなるにしても時期尚早じゃないの...って感じです。。。
不動産売買の中での重要事項説明は、買主売主仲介業者にとって最も重要なところです、特に買主さんが一般消費者の場合は対
面で行う事により相手さんの疑問や不安が肌で感じる事が出来ます、疑問不安を解消するためにより詳しく図解にしたりして臨機応
変に対応が出来ますがネットでは無理です。。。その反面、ネット利用により効率化が図れ証拠として残る、トラブル発生時に記録を
見る事によりトラブルが減る。これ私的には???なんですが... もちろん、書面だけでなく音声も残すという事だと思いますが、問
題は山積みです。売買と賃貸の違いもありますし定期借地や交換なんてのもあります、はたまた義務付けではなく希望者のみが利
用できたりとか、いずれにしても時代に則した重要事項説明でなければいけないと思います。
しかし近い将来必ずこういう時代は来ます、これがどんどん進んで行きますと... ネット契約が主流となりネット契約により効率化が
図れ大幅に手数料を値引きする業者が出てきます、これも時代の流れですね... そこで大手は考えます、ネットに特化すれば支店
が200店舗も100店舗も50店舗すらも無駄になっていきます、経費の無駄遣いです。。。お客様の問合わせは本部のカスタマーセ
ンターで管理され、無駄な支店は統廃合、調査業務にローン申請はこんな時代です、もう既にネットで全て出来るようになっているは
ずです。すると、営業マンのリストラをしてネット営業に特化します、しかし、ネットで出来ないのが現地案内。これはネットでは無理で
す、そんな中で生き残るのはやはり優秀な営業マンでしょう少数精鋭の体制強化にもつながってしまいます。もしくは、魅力的な物件
をラインナップすると事が出来れば、高給で優秀な営業マンも必要ありません、経営者はアルバイトで充分だと考えるでしょう。。。
これは不動産の売買も賃貸にも、建売を売るパワービルダーにも、アパート経営や管理にもすべての不動産関連に言える事だと思
います。 妄想???