揺れてしまう気持ち...
2014年05月09日
揺れてしまう気持ち...
明日からの週末、天気は最高に良いみたいです。。。G.W.でお金を使われた方も使わなかった方も、家探し土地探しいかがで
すか???お待ちいたしております、お気軽にどうぞ。。。
今日は、不動産仲介業の難しいところでもありますこんな話にお付き合い下さい。
我々仲介業者は、個人のお客様や不動産業者から、所有している不動産の売却を依頼され媒介契約(不動産を売る事に同意を頂
く書類)を締結して販売活動に入ります。新聞折込広告やインターネット掲載を始め、既存のお客様に紹介をして案内や内覧をして
もらい売買のお話をまとめていくのが主な仕事の一部です。そして、話がまとまれば購入予定者様から購入申込証や買付証明書を
頂きます。
この後に... こんな事が起こる事があります... それは、売主さんの気持ちが揺れ動くことがあるんです...
もっと高く売れるんとちゃう?とか話が進むにつれ売るのが惜しくなったりとか... こんな感じになる事がたまにあります。
これって我々ダメージが大きいんです。不動産仲介は成功報酬ですので費やした経費と労力はゼロに戻り、場合によってはマイナス
です。それと、お金より大事なのが信用です。買主さんも悩んで検討して頂き購入の決断を頂いております、怒られます、激怒です。
これ業界用語で売りゴケって言います、つまり売主さんが売るのを止めるって事です。その逆で買主さんが買うのを止めるって事も
ありますがこれってちょくちょくあります、がしかし、「売りゴケ」これって実は、不動産仲介業者として信用もガタ落ちで一番恥ずかし
い事でもあるんです。売り物件としてお客様や同業者に資料を提供しているにも係わらず『買主が付いた段階で売らんとはどういうこ
っちゃ、素人でもあるまいしっ!!』的な感覚です。。。
なので、うちでは売却の依頼を頂く時に家族や身内に相談を促し、3日はよく考えて頂いてから売却の決断をして頂き媒介契約をもら
うようにしています。がしかし、このパターンが無くなる事は無いようです。
しかし、考えてみれば、売主さんにとっては最後に迷ってしまうのは当然です。長年住み慣れた家で愛着もあります、思い出もありま
す、先祖代々受け継いできた場合もあるでしょう。分かります。。。
そんな時私は、「売らない」ということが最終決断だとしたら、意識してお相手様を責める様な発言はしないようにしています、様々な
思いや考えが交錯して出された結論が「売らない」ということになったのですから。
こちらはすぐに気持ちを切り替えて買主様に誠心誠意お詫びをする、そして今回以上のもっと良い物件を紹介する若しくは造ってくる
これしかないと私は考えています。。。