登記簿謄本。。。
2014年05月08日
登記簿謄本。。。
いきなりですが... 法務局って行かれた事あります?彦根の法務局は西今町にありまして、南彦根駅を背中にして左に300mくらい
歩いた左側です、1階が職安で2階が法務局です。。。 登記簿謄本って法務局で取得する事が出来るんです、これって我々不動産
屋さんや金融関係のお仕事をされている方には当たり前なんですが、それ以外の方にはなかなか馴染みが無いのではないでしょう
か?一般の方が登記簿から何を知る事が出来るかを知るとビックリされるお客様も多いです。それは、超個人情報を所有者の委任
状も無しに勝手に取得できるからです。。。具体的にいうとこんな事がわかります。対象の土地建物の面積や構造、所有者の住所氏
名、その不動産の取得日や取得した経緯(誰から買ったのか?もらったのか?相続したのか?)、その不動産を担保に入れて誰か
ら又は、どこからいつお金を借りているか、いくら借りているかなんかが一目瞭然です。又、長期の税金滞納は市町村の差押えが入
りますので税金の滞納までも分かります。。。これ、本人の同意無しで善意も悪意も関係なしに第三者が取得可能なんです。。。
なんか怖いですよね...
今日こんな事がありました、先日うちで土地の売却依頼を頂きました、ありがとうございました。売却の依頼を頂きますと販売活動に
備えて先ず役所や現地の調査をします。現地調査時に隣との境界票を確認するのですが、隣の空地との境界票が見当たらなかっ
たので公図から地番をわりだしてそこの空地の登記簿謄本を取得しました、これで住所氏名が分かり電話帳登録があれば104で
調べて即電話して立会のお願いをする。。。今回運よく電話番号が分かりましたので早速電話...
私 『突然のお電話失礼いたします、スマイル不動産コンサルタントの小川と申します。』
お相手様 『はい』 ←この時点で不動産屋と分かるので、不信感のあるイントネーションが下がる「はい」な事が多いです。
私 『今日お電話させて頂きましたのは、○○様が所有されております、○○町○○番地の土地の件でして』
お相手様 『えっ、それが何か』
私 『はい、今回○○様が所有されている土地のお隣の土地を販売活動する事となりまして、付きましては境界線の確認をしたくお
電話させて頂きました次第です』
お相手様 『○○は私の義父ですが、なぜそれが分かるんですか』
ごもっともです、我々は仕事として不動産に携わっていますが一般のお客様が不思議に思われる事はよく理解できます。。。そんな
時は法務局の一連のお話をさせて頂くと理解頂けます。希に怪しい電話やセールスと間違われ‘ガチャッ’って切られることもしばし
ばあります。今回はご理解いただきこちらからのお願いを書面にて郵送してお願いするということになりました。そりゃそうです、いきな
り不動産屋から電話があって隣の土地売るから土地の境界立会してくれって言われても戸惑います。当たり前ですよね