3.11から3年、震災がもたらした変化。
2014年03月10日
3.11から3年、震災がもたらした変化。。。
おはようございます。昨日のポカポカから一転、朝起きて窓開けたら雪...この寒暖差、寒暖差アレルギー要注意です。。。
おかげさまで今日もあっちにこっちにで忙しくさせてもらいます、ありがとうございます。今日はブログ更新する時間が朝しかないよ
うで朝から失礼します。
あの悪夢から3年。。。
地震・津波・原発事故。東日本大震災から災害についての意識が大きく変化したことは確かだと思います。わが家でも非常用持出
袋を購入し箪笥にはつっかえ棒をしています(これくらいではありますが3.11以後のことです)。リスクや危険って実は平和な日常
と隣り合わせにありまして忘れた頃に前振りも無しにやってきます、滋賀県は自然災害が少ないといいますがリスクや危険には常
に備えておかないといけませんし心掛けなければいけません。私は不動産屋さんとして不動産仲介業を営む経営者として、今日は
震災から考える住宅購入のリスクについて書きたいと思います。
家を買う、家を建てる時のリスクは大きく分けて二つです。①経済的リスクと②物理的リスクに分けられます。
経済的リスクとは、購入後に所得が少なくなってローンが返済できなくなってしまうリスクや土地相場価格が崩壊してしまうリスクが
考えられます。次に物理的リスクです、購入後に品質や性能の欠陥や瑕疵が見つかるリスクや自然災害による被災滅失リスクで
す。3.11の映像をテレビでまのあたりに見ましたが多くの家が津波にのみ込まれていました…ローンを組んで建てた家も一瞬です、
地震や津波で家を失う…けど、住宅ローンは残るという…(勿論その為の保険もある訳ですが)自分たちの手ではどうする事も出来
ない、どうする事も出来ない巨大なリスクを抱え込む事になるんです。首都直下型地震や南海トラフ地震は高い確率で発生する事
がデータが物語っています、えっマジでぇほんまにぃ!!と思いましたが... 昨日の晩のMr.サンデーでも地震予知の専門家が今年
の3月に南海トラフ大地震が発生すると言いきっておられました、もうすでに10日...そして、滋賀には西大津から琵琶湖湖西に
沿って若狭湾まで花折断層という活断層が存在しています...そうかぁそっか、それやったら引越しよか!!とはいきませんよね。
ここで手っ取り早いのは持ち家派から賃貸派になる、これも選択肢の一つだと思います。がしかし、都会でも田舎でも一戸建とか
分譲マンション並みの広さや品質を保つ借家や賃貸マンションは極端に少ないのが現状です、賃貸物件は人がそこに永住すると
いう前提が無い事が実情です。。。
私が所属している宅建協会の研修に昨年、福島県宅地建物取引業協会の会長が講演で話をされてたのが、被災者方々は持家や
賃貸の中間の選択肢としてローンの負担を小さくして持家に住む事を選択される方が多いとのお話でした、要するに中古住宅の購
入を選択されているそうです。今、東北では中古住宅の取引が劇的に増大しているそうです。これからは東北だけに限らず全国的
にも中古住宅の取引が多くなると思います、度々このブログでも触れていますが、これから迎える少子高齢化と相まって中古住宅
市場は活発に動き出しています。その為に求められることは法整備です、日本の中古住宅の取引はハッキリ言って不動産屋任せ
なんです!!日本もアメリカ並みの法整備が求められていくと思います、中古住宅の品質検査や適正価格の裏付等々日本は課題が
あり過ぎです、ちょっとアメリカかぶれですがその点では本当に優れていますホームインスペクション(その家の履歴書的な物で法
的書式に基づいて国家の認定を受けた者が作成する書類)がしっかりと確立しています。。。
スマイル不動産コンサルタントもこれから活性化する中古住宅市場の中で、今までに無いサービス特に大手に出来ないサービスの
確立を急務ととらえて世間の役に立てるように頑張ります。。。